2024年5月21日

折り紙ドリッパーで淹れるウェーブフィルターと円錐フィルターの味の違いとおすすめ周辺アイテム

  

折り紙ドリッパーとは?

折り紙ドリッパーは、折り紙のように紙を折り畳んだような形状になっており、岐阜県土岐市に本社を置く株式会社ケーアイのブランドの1つです。バリスタの世界チャンピョンがこのドリッパーを使っていたことで有名になりました。

折り紙ドリッパーの特徴

折り紙ドリッパーは、等間隔に20個のリブ(溝)があります。この形状によってドリッパーとフィルターの間に溝を作ることにより、お湯の通りが良くなります。このことから、注ぐスピードと抽出時間のタイムラグが小さくなるため、味の調整がしやすいという特徴があります。注ぎの自由度の高さから、コーヒー好きの人から支持を集めているのでしょう。

ウェーブフィルターと円錐フィルターとの抽出時間・味の違い

抽出時間の違い

抽出方法は、井崎英典さんの淹れ方を参考にし、すべて統一します。93度のお湯を使い、豆は10g、抽出量は160gに固定しました。

豆は同じ挽きめのもので、3種類で試しました。

豆の種類折り紙ドリッパー✖︎ 円錐フィルター折り紙ドリッパー✖︎ウェーブフィルター
コスタリカ カンデリージャ3:233:43
デカフェ メキシコ ハニー チアバス3:163:34
ルワンダ ンカラロット フーリーウォッシュド3:213:31

「折り紙ドリッパー✖︎ウェーブフィルター」での抽出時間の方が少し長くなることが分かりました。円錐フィルターのほうがフィルターとドリッパーとの間に隙間ができるので、お湯の抜けが早くなり、このような結果になったのだろうと思います。

折り紙ドリッパー✖︎円錐フィルターでの味

円錐フィルター
円錐フィルター

リブ(溝)がないぶん、ウェーブフィルターに比べコーヒーの粉の層が厚くなり、しっかりと成分が抽出できていました。ただ、ドリッパーとフィルターとの間に隙間が空いていることから、お湯の抜けが早くなり、ウェーブフィルターと比べると味がすっきりしていると感じられました。

折り紙ドリッパー✖︎ウェーブフィルターでの味

ウェーブフィルター
ウェーブフィルター

リブの1つ1つに粉が入り込むので、円錐フィルターに比べるとコーヒーの粉の層が薄くなり、均一にお湯が行き渡ります。円錐フィルターよりも抽出時間が長くなるのは、ウェーブフィルターの底の平らな部分に粉が溜まり、お湯が溜まった粉の層を通過していくからだと考えられます。折り紙ドリッパー✖︎ウェーブフィルターの組み合わせでは、注ぎのむらをなくすことができ、バランスの取れた味になります。

結局どっちが良いの?

すっきりをとるなら円錐フィルターバランスを取るならウェーブフィルターという検証結果になりました。淹れる時の気分によってフィルターを選択するのもよいかもしれません。

折り紙ドリッパーとおすすめの周辺アイテム

折り紙ドリッパー

最後に器具ご紹介!(全てamazonのリンクを掲載しています。)

ORIGAMIドリッパー

1~2杯用のSサイズと、2~4杯用のMサイズがあります。

ORIGAMIドリッパーホルダー

ドリッパーホルダーです。口の大きなコップであっても抽出することが出来るので、あるとかなり便利です。

ウェーブフィルター(Kalita)

カリタのウェーブフィルターです。こちらを使っておけば間違いはないです。

円錐フィルター(HARIO)

ハリオの円錐フィルターです。こちらを使えば間違いはないです。