2025年3月7日

【フィンランド留学】授業のスタイル・授業時間はどんな感じ?

  

フィンランドでの授業スタイルはどんな感じ?

授業時間・課題の量はどんな感じ?

留学中の体験についてまとめてみました!

前提

  • 理系の学部3年次に交換留学しました
  • 授業の言語はフィンランド語ではなく英語でした

フィンランドの授業スタイルの違いは?

日本の学校の授業では、先生が黒板に書いたことを生徒がノートに取るというような、「受身型」であることが多いと思います。

一方で、フィンランドでの授業スタイルは、基本的に「参加型」であることが多かったように思います。

留学中、普通に席に座って教授の話を聞くタイプの授業と実験の授業をとっていました。
どちらも講義に参加している人数は数十人でした。
実験の授業だと多くても十人ほどのものが多かったです。

教授の話を聞くタイプの授業では、合間合間に質問タイムを多くとってくれていました。
問題演習では、周りの人と話し合って回答するような場面も多く、授業中に睡眠をとるような授業はほぼなかったです。

実験の授業では、2人1組や5、6人のグループになって課題をこなしていくというように進んでいきました。
授業の参加人数が少ない分丁寧に教えてくれました。

どちらのタイプの授業でも、教授が親身になってくれたという印象が強いです。

学生の授業態度は?

皆が真剣に取り組んでいるなという印象を受けました。

私の周りには、主にヨーロッパ圏から来ている留学生とアジア圏から来ている留学生がいました。

それぞれ、「何のために」授業を真面目に受けているのかが違いました。

ヨーロッパ圏から来ている留学生は、エラスムスというヨーロッパ圏の奨学金をもらうために頑張っているという人が多かったように思いました。
詳しくは理解していませんが、何単位以上取得しないと奨学金もらえなくなるとういうようなことがあるようです。

アジア圏から来ている学生は、大学を卒業後に自国に帰らずそのままフィンランドで働きたいと考えている人が多かったです。
そのために頑張って勉強している人が多いと感じました。
自国で働いていたが、仕事を辞めて留学しているという人が結構いて驚きました。

授業時間は?

ある1週間の授業予定

私の留学先の大学では、基本的に1コマ90分でした。
長い授業だと1〜4限連続であったりすることもありましたが、ほとんどの授業は1、2コマの長さでした。

月曜2限にAの授業のように決まった時間に授業があるわけではなく、授業時間や長さが不規則でした。(これはあまり一般的ではないようです)

朝早いと8:15から授業開始、遅いと18:00ごろまで授業がありました。
朝に外が真っ暗な中登校するのが大変でした。

フィンランドっぽいなと思ったのは、授業時間の合間にカフェテリアに行って教授と生徒がコーヒーを飲みながら談笑している光景です。
この時間が結構好きでした。

印象に残った授業

コーヒーとチョコが一緒に出てくる

印象に残った授業を1つ紹介します。

初学者のためのフィンランド語の授業で、英語でフィンランド語を学ぶという授業になります。
全部で90分×9回の授業がありました。

先生はフィンランド人の方、生徒はヨーロッパ・アジア各国からの留学生です。

9回の授業のうち7回目までは教室での座学でした。
8回目の授業では、先生がフィンランドのお菓子を持ってきてくれて、いろいろなお菓子を食べました。
フィンランドで有名なFazerというチョコやシナモンロールなんかも食べました。
カフェなんかでは、コーヒーとFazerのチョコが一緒になって出てくることも多くフィンランドでよく親しまれています。

9回目の授業では、学んだフィンランド語を使うために実際に街のカフェに行ってみるという授業でした。
班に分かれてフィンランド語のクイズを行い、優勝者には好きな飲み物を奢ってくれるというなんとも粋な企画でした。
班員に恵まれ、先生に飲み物を奢ってもらいました笑

この授業では、英語で他の言語を学ぶという良い経験になりました。

課題の量は?

課題の量は、授業によりますが日本の授業と比べてそこまで多くはなかったです。

授業中に学んだことに対して確認テストをオンラインで受験するという形式が多かったです。
いくつかレポートの課題がありましたが、そこまで大変ではなかったです。

テストの点数が低くても授業にしっかりと出席して提出物を出していれば単位の心配はないかなという印象でした。

フィンランドでの生活についてもっと知りたい方はぜひご覧ください!