フィンランド留学の時の送金方法をまとめてみた
フィンランドでの留学や旅行中どうやって送金すればいいの?
手数料が安く送金する方法はなんなの?
フィンランドでの留学経験者が解説します!
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送金方法の比較:メリットとデメリット
フィンランド留学中に日本から資金を送金する方法には、いくつかの選択肢があります。
まずは、それぞれの特徴を整理してみましょう。
1. 日本の銀行からの海外送金
日本の主要な銀行は、フィンランドへの送金サービスを提供しています。
メリット
- 信頼性が高い:大手銀行のサービスなので安心
- 高額送金が可能:一度に大きな金額を送れる
- 現地銀行口座に入金できる
デメリット
- 手数料が高額:送金手数料と為替手数料の両方がかかる
- 手続きが面倒:銀行窓口での手続きが必要で、時間がかかる
- 着金に時間がかかる:1週間程度かかることもある
- そもそも渡航前に現地の銀行口座がない
2. オンライン国際送金サービス
Wise、PayPalなどの海外送金サービスです。
メリット
- 手数料が安い:従来の銀行より低コスト
- 為替レートがリアルタイム:市場レートでの換算ができる
- 送金が早い:多くの場合、すぐに着金する
- 手続きが簡単:スマホアプリで手軽に操作できる
デメリット
- 銀行の営業時間の制約:日本の銀行が閉まっている時間は送金が遅れる
- 高額送金時は追加の手続きが必要
3. クレジットカードのキャッシング
現地のATMで現金を引き出す方法です。
メリット
- 急な出費に対応:即座に現金を引き出せる
- 利用しやすい:フィンランド全土のATMで使える
- 為替レートが有利:銀行より良いレートの場合がある
デメリット
- 利息負担:引き出し時から利息が発生する
- 手数料が高額:ATM手数料とカード会社手数料がかかる
- 引き出し制限:一度に必要な額を引き出せないことがある
手数料が安い、すぐに送金できることから国際送金サービスを利用することに決めました。
主要な海外送金サービスの比較
各サービスの10万円をEURにした場合の手数料を比較してみました。
こちらから現在の手数料の比較を行えます。
結果を見てみると、instarem、Wiseが受取額が大きくなっています。
そこで、InstaremとWiseについてさまざまな側面からサービスの比較をしてみます。
WiseとInstaremの比較
いくつかの項目について比較してみました。
項目 | Wise | Instarem |
---|---|---|
手数料 | 市場レートに近い | 市場レートに近い(Wiseよりも安い) |
サービス提供国 | 231カ国 | 60カ国以上 |
サービス提供通貨 | 40種類以上 | 不明 |
日本語対応 | あり | なし |
ユーザー数 | 1280万人 | 100万人 |
送金速度 | 即日 | 即日 |
appstoreの評価数(2024年12月10時点) | 星4.7(1.7万件) | 星4.4(36件) |
両者を比較してみると、このような結果になりました。
手数料ではInstaremに軍配が上がりました。
一方で、規模感や日本語に対応しているかどうかでは、Wiseが良いということになりました。
選ばれたのは…
私はフィンランド留学中にWiseを利用していました。
こんな理由が挙げられます。
- 手数料が安い
- 送金が早い
- カード凍結がすぐにできる
- 現地の銀行口座にそのまま送金が可能
「現地の銀行口座にそのまま送金が可能」の恩恵が本当に大きいです!
家賃の支払いや友人へ割り勘したときの支払いなどがスムーズにできてとても助かります。
私は、留学中ほとんど全ての支払いをWiseのデビットカードで行っていました。
日本出国時に1万円分ユーロに両替しましたが、帰国まで全く使う機会がありませんでした。
アプリからカードの凍結がすぐにできたり、すぐに仕送りが反映されるというのも大きなメリットでした。
他の旅行などで訪れたEUR圏の国々でもそのまま支払いができ、助かりました!
Wise利用時の注意点
良い点ばかりを述べましたが、一方で注意点もあります。
送金のタイミングに注意
日本の金融機関の営業時間によって送金のタイミングに制限があります。
土日祝では日本の銀行は営業していないので、注意が必要です。
例えば、土曜日に買い物をしてWiseのアカウントに残高がない!となっても、日本の銀行は営業していないので送金ができません。
フィンランド留学中のある日、スーパーで買い物をしてレジに並んでいると、カードの支払いが通らず、残高不足に気づきました。
理由は、ちょうどその数日前に家賃を支払ったばかりで、Wiseの残高が予想以上に減っていたためです。
「送金しておいたはずなのに…」と思いましたが、問題は日曜日だったこと。
日本の銀行は週末に営業していないため、送金処理が実際に反映されるのは次の営業日となります。
Wiseの操作自体は簡単ですが、日本の銀行の営業時間に左右されるため、このようなタイミングのズレが生じることがあります。
まとめ
留学中に利用していた送金サービスのWiseについて使用するに至った経緯、メリット、体験談、注意などを記事にしてみました。
現地の銀行口座への直接送金や日常の支払いがスムーズにできる点は、留学生の強い味方となります。
フィンランドに留学や旅行を考えている方は、ぜひWiseを検討してみてください!