2024年4月6日

フィンランドの国鉄「VR」に乗ってみた|乗り方・車内・設備の様子をレポート

  

VRとは?

フィンランド国鉄はVRといい、ちょっと遠出をする際に非常に便利です。フィンランド国内の南部・中部に広く路線があり、多くの魅力的な都市や観光地へのアクセスを提供しています。今回は特に高速長距離列車に焦点を当て、電車の乗り方、車内施設や検札など、その詳細についてご紹介します。

チケットの買い方

VRのチケットは、ネットで購入することをお勧めします。公式サイトで購入するか、公式サイトからアプリをインストールし、購入します。どちらから購入しても、メールに電子チケットが送られてきます。アプリ画面からもチケットを表示させることができます。

どちらで購入しても大差ないですが、私はアプリ派です。

アプリで購入する利点としては、席の変更がすぐにしやすいことにあります。基本的に同じ車両内であれば、変更に料金はかかりません。列車に乗り込んだ後でも席の変更が可能ですので、是非利用してみてください。

私は4人掛けのボックスシートの1席を予約していたことがあり、乗り込んでみるとボックスシートのうち2席が埋まっていました。約4時間知らないひとと顔を見合わせて座るのは気まずかったので、アプリから席変更をしたということがありました。

アプリはこんな感じ

列車の乗り方と検札

列車乗り口

列車がホームについてもドアは自動で開きません。ドアの左端のボタンを押して、列車に乗り込みます。少し時間が経つと、勝手に閉まります。おそらく寒さ対策のためでしょう。

列車の降り口

列車から降りるときも同様に、緑色のボタンを押します。しばらくすると勝手に閉まります。

車内の様子

座席の番号は、下の画像の赤丸のところに書いてあります。

列車が発車してから少し経つと、検察が始まります。フィンランド語、スウェーデン語、英語でのアナウンスのあった後、車掌さんがチケットを確認に来ます。自分の番まで来たら、チケットのQRコードを提示します。学割を使用している場合は、学生証も一緒に提示します。

荷物置きやwifiなどの設備紹介

中長距離列車ということで、荷物を入れるスペースがかなりあるなという印象です。また、車内に机、コンセント、wifiがあるので、作業することができます。トイレは完備されており、ペットを連れて乗車できる車両もあります。私は利用したことがありませんが、食堂車もあります。

座席の上の荷物置きの様子

中程度のスーツケースであれば座席の上の荷物置きに収納することができます。座席の上に乗り切らない大きな荷物は、列車の入り口付近に荷物置きがあります。

フットレスト

高さを調節できるタイプのフットレストがあります。

充電が可能

1席1つ電源タップがあります。ただ、タップがあるのが窓側なので、通路側に座ってしまうと充電するのが難しいかと思います。

ゴミ袋

窓側の席にはゴミ袋が常備されています。

wifiの速度

列車内で使用できるwifiの速度を測ってみました。ネットサーフィンくらいなら余裕です。

列車が森の中を走っていたりすると、電波を拾わなくなるのでwifiは必須です。

乗り遅れても何とかなるかも?

私は一度電車に乗り遅れたことがあります。乗り遅れた次の列車に乗り、席に座らずに検札の係さんを待ちました。事情を説明すると、追加料金を払うことなく乗車することができました。

フィンランド人の友人曰く、追加料金を払わなくていいかどうかは、検札の人によるみたいです。乗り遅れてしまったら一応事情を話してみるといいかもしれません。